私のような学のない者でもとても簡単に読める。そして、注がない。
注があると頁を行ったり来たりして集中を削がれたりするが、それがないのだ。
最高かな!?と言わざるを得ない。
しかし、林望先生の素晴らしい訳を持ってしても平家物語を読む上での弊害というのはある。
まず、同じ人なのになんか名前いっぱいあるな問題。
平重盛にしても、小松殿とか内府とか…あ!?小松殿!?なんぜ名前を書かない!?重盛でいいじゃんよ!!!!?となる。必殺大ブチギレ頁遡り必須である。
そして、盛ばっかりだな問題。
清盛?頼盛?重盛?宗盛?熱盛?並盛???
盛ばかり、(少し時を経ると今度は重ゾーンが始まる)そして先ほどの同じ人なのに名前いっぱいある問題と絡み合うので、もうこの人誰なの…?平家物語いいですわ…諦めますわ…となってしまう。
しかし、私はあまり人の差異に苦しむことは無かった。
そう、「平清盛」を観、「遙かなる時空の中で3 ultimate」をプレイしていたからである!!!
遊びをーせんとやーうまれーけんーーー
大河ドラマ平清盛は本当に観ていて良かった。まず普通に面白いです。どうしてあんなにバッシングされていたのか視聴率が悪かったのか全く理解ができないね。
平家物語では保元、平治の乱のことを「え?皆さんもちろんご存知ですよね???」と言わんばかりに書いてあるのだが保元、平治の乱のあらまし等の記載は一切無い。
しかし「平清盛」では保元、平治の乱が起きた理由と人物にも触れられる。
「平清盛」を観ていたおかげで、ああ、あのことね、とスッと理解できた。
そして何よりビジュアルの力が大きい。
忠盛が斬られそうになれば中井貴一が浮かび
重盛が蛇を捕まえれば窪田正孝が浮かぶ
そんな感じでひとりひとりを理解することができた。
「遙かなる時空の中で3 ultimate」の力も大きい。「平清盛」で取りこぼした平家物語の主要人物をほぼ網羅している。
この2つのおかげで容易にビジュアルを想像できたので人の違いで苦労することは無かった。感謝感謝である。
「遙かなる時空の中で3 ultimate」は本当に激アツのときめきの嵐だし何度泣いたかわからないので、乙女には激プッシュしたいです。銀と知盛のルート、本当に最高だよ!あ、リズヴァーンも最高だし敦盛も最高だし九郎も弁慶も最高だったんだった…あ!泰衡様のことも忘れちゃいけないね!!!!!!
神ゲーや…(照)
とりあえず、日本を代表する軍記物語ですもの、触れてみて損はないです。
私は現代に生きてて本当に良かったなと思いました。同時に、当時の人々のように色々なことを強く祈ることもまた必要なのかもな、とも思いました。
頼朝手植えの蘇鉄の大樹を見ながら思います。ここは頼朝が平定した上総国なのでした。