小学6年生のころ、恐怖政治を敷く先生が担任だった。
私はゆとり世代ど真ん中だけれど、ゆとりの父母世代は暴力恫喝当たり前の環境で育っているからか、小学生の頃はまだ暴力が許されるような空気があった。
先生の大きな怒鳴り声と時には暴力に怯えながら過ごしていた。理不尽な怒りにも。
ある日、先生が終業のチャイムが鳴ってもそのまま授業を続行し、休み時間が無くなった時があった。
げんなりしつつ、仕方ないのか…とも思ったが
「私たちが遅刻するととんでもなく怒られるのに、授業の時間が長引いても先生は誰にも怒られないのか?」
と思うと怒りがふつふつとわいてきた。ちょうどいいタイミングで授業アンケート(いじめはありませんか?困っていることはありませんか?みたいなやつ)があったので
「先生も時間を守って欲しいです」と勇気を出して(無記名だったから)書いたら1週間後くらいから先生が急に時計を気にするようになり、ちゃんと授業を終わらせるようになった。
どうせ私の言うことなんて守ってもらえないんだろうなーと思っていたので拍子抜けした記憶がある。
今思えば、めちゃくちゃ厳格で怖い先生だったけど、ただただ真面目だったのかもしれないな…
と思っていたら、何年後かに同僚の先生をボッコボコにして教師をクビになったらしい。なんなん。