読んだ。
まさか華原朋美とごちゃごちゃあった人の本を読むとは思っていなかった。人生何があるかわからないものだなあ。
崇徳院のことが知りたくてKindleで読める本を、ということで試しに読んだ。
ところどころ日本礼賛というか、ご近所の国をそれとなく皮肉るところがあって気が削がれた。あと、筆者の影というのも垣間見えてなんとなく嫌な気持ちになった。(本の性質上仕方のないところもある)けれど、崇徳院のおおまかなことを知られて良かったと思う。
本を読んでいくうちに、怨霊の祟りって本当にあるのかも…と思った。偶然というか…そんな悪いことっておこる???みたいな出来事が多発してるし…
そして本の最後の、崇徳院はもう怨霊ではないという話はどこかストンと腑に落ちるところがあった。
だって、崇徳院の望んだことはもう達成できていると思うし、怨霊でいることはただ辛いことだと思う。
大変恐れ多いことだし、崇徳院の受けた苦しみを考えたらそれはそれは微々たる苦しみだと思うし、比べるのもおこがましいし、そもそも院に共感するというのも大変失礼なこととは思っているんだけれど、私も人に対する恨みで生きていた時期があって
その時は本当に本当に辛かったな…
私のような下賤な者で、下賤な恨みごとだし今考えたら本当にマジでくだらないのかもしれないけど、でも苦しかったから
崇徳院の苦しみ、悲しみは想像を絶するものだと思う。
私は運が良くて恨みを直接晴らせる機会があったから良かったけれど
無念だったろう、計り知れないほど…というのはすごくわかる。
私は崇徳院に対して同情しているのだろうか?失礼だけど…
なんというか、惹かれてしまうんだよな…なんだろうこの気持ちは…
まだまだ崇徳院を追っていきたいなあ、崇徳院は怒るんだろうか?ああ…