仕事で東京に行った帰り、地元へ戻る高速バスに乗った。
高速バスからの景色は、なんと美しいことか…車高も高いし、高層ビルの間を駆け抜ける楽しさ、首都高に乗る時のドキドキ、ヒヤヒヤする感じ…レインボーブリッジからの夜景はキラキラして…眠いけど眠りたくなくて…
いつものように音楽を聴きながらワクワクして外を見ていたら、この曲が流れてきた。
宇多田ヒカルの「あなた」。
普通の曲はBGMみたいになって聞き流せるんだけど、宇多田ヒカルの曲は歌詞が変に頭に刺さる時がある。
あなた以外何もいらない
大概の問題は取るに足りない
多くは望まない 神様お願い
変わり映えしない 明日をください
この歌詞が流れて頭の中でしっかり噛みしめた瞬間に目の前が滲んで見えなくなった。
宇多田ヒカルの最愛の子どものことを歌った歌なんだなって、そうだ、私にもそんな人がいるし、これからまたできるかもしれない…私にも子どもがいたらそう思うのかな?宇多田ヒカルのような気持ちを持った人が世界にはたくさんいるんだきっと…そしたら、なんてなんて世界は美しいんだ…
アラサーで、なんとなく焦って、別に圧力とかかけられてるわけとかではないのに、なんか強がって、自分がどうしたいのかなにを思っているかわからなくなる時があって
宇多田ヒカルがそこまで言う美しい世界、私も見たくなってきたぞ!
きっと自分の分身が自分の理解の及ばないわけわからん成長するの見ていくの楽しいんだろうな…
ああ、いいな!