謹訳平家物語読み終わり記念ブログ

妹の金であん肝を食いました

あなた

仕事で東京に行った帰り、地元へ戻る高速バスに乗った。

 

高速バスからの景色は、なんと美しいことか…車高も高いし、高層ビルの間を駆け抜ける楽しさ、首都高に乗る時のドキドキ、ヒヤヒヤする感じ…レインボーブリッジからの夜景はキラキラして…眠いけど眠りたくなくて…

いつものように音楽を聴きながらワクワクして外を見ていたら、この曲が流れてきた。

 

https://youtu.be/B25tW3A2HPM

 

宇多田ヒカルの「あなた」。

 

普通の曲はBGMみたいになって聞き流せるんだけど、宇多田ヒカルの曲は歌詞が変に頭に刺さる時がある。

 

 

あなた以外何もいらない

大概の問題は取るに足りない

多くは望まない 神様お願い

変わり映えしない 明日をください

 

 

この歌詞が流れて頭の中でしっかり噛みしめた瞬間に目の前が滲んで見えなくなった。

 

宇多田ヒカルの最愛の子どものことを歌った歌なんだなって、そうだ、私にもそんな人がいるし、これからまたできるかもしれない…私にも子どもがいたらそう思うのかな?宇多田ヒカルのような気持ちを持った人が世界にはたくさんいるんだきっと…そしたら、なんてなんて世界は美しいんだ…

 

アラサーで、なんとなく焦って、別に圧力とかかけられてるわけとかではないのに、なんか強がって、自分がどうしたいのかなにを思っているかわからなくなる時があって

 

宇多田ヒカルがそこまで言う美しい世界、私も見たくなってきたぞ!

 

きっと自分の分身が自分の理解の及ばないわけわからん成長するの見ていくの楽しいんだろうな…

 

ああ、いいな!

 

 

 

 

 

目まぐるしく

目まぐるしく色々なことがある。当たり前だけれど…なんと言えばよいのだ…むー、なんかなんか…

 

キャプテンストライダムの流星オールナイトの歌詞に「太陽系でずっと繰り返されたようなありふれた胸騒ぎ」というのがあって

 

ちょっと違うんだけど、目まぐるしく色々なことがあるってきっと色んな時代の色んな人が思ってたことで今は私たちの順番なんだなあとか、こういう感情をずっと昔からみんな感じて今があるんだなあとか思うわけです

昔も今も変わらない、昔の人も今から産まれる人もどこか近くに感じられるようで…

 

歌詞の本意とは違うけどさあ。

 

太陽系でずっと繰り返されたようなありふれた胸騒ぎという歌詞、本当にいいな、いい

 

崇徳院のご命日の日にこれを読んでいた。

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大家さんと僕。

 

流行から少し遅ればせながら読んだけれど…

 

大家さんと「僕」が抱えている悲しさ、切なさ…この2人が寄り添い合うのは必然という感じがした。

 

矢部太郎の繊細で賢くてお人好しで優しい感じが伝わってきた。

 

進ぬ!電波少年の企画でスワヒリ語を一生懸命勉強している姿をなんか思い出した、父が観ていたなあ、電波少年。懐かしい。

 

15少女漂流記とかねー!ランプかなんか燃えてドクターストップかなんかあったりして…神の舌かなんかの芸人が木苺のパスタ作ったりして…

 

いかん、電波少年の話になってしまう。

 

読み終わったあとに心が温かくなる漫画だった。矢部太郎の収入もっと良くなれ…応援している。

 

そして、さくらももこが亡くなった。

 

ちびまる子ちゃんは全巻持っていて、エッセイも大好きで、見つければ片っ端から読んでいた。コジコジも大好きだ。永沢君も…

 

色々叩かれることもあった彼女だけれど、ユーモラスな文章は面白かったし、憧れでもあった。考えたら、文章を読む楽しさを教えてくれたのもさくらももこだ。

 

ちびまる子ちゃんの漫画のあとがきとか、漫画の間に入っているちょっとした文も毎度毎度とても楽しみだった。だから、巻が進むごとに文章が少なくなっていくのが悲しかったな…

 

さくらももこの手書きのまるっこく親しみやすい文字も大好きだったし

 

ちびまる子ちゃんの話の内容とはまるっきり正反対の、めちゃくちゃ凝ったメルヘンに描かれた表紙の絵とか…すんごくかわいい色づかい!

 

かと思えばめちゃくちゃダークな、永沢君とか、起承転結まるきり無視のシュールなギャグ漫画とか…

 

伊集院光松本人志のことを「俺だけが良さをわかっていると思わせるような魅力」と言っていたけれど、さくらももこも同じだと思う。ツイッターで見ていてそう思った。

 

ご冥福をお祈りしています。

 

もう、新作が読めない。ただただ残念だ…

 

 

 

 

 

 

 

崇徳院の日

8月26日は崇徳院のご命日らしい。(旧暦なので、新暦に直すと別の日になるけど)

 

本当に全く知らなかったので、知ったときはめちゃくちゃびっくりした。タイムリーすぎて…

 

ちょうどこの本も昨日読み終わったばかりなんですよね

 

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怨霊について考える本。めちゃくちゃ頭が悪いのでめちゃくちゃ頭が悪い感想しか言えないけれど、三大怨霊パンチあるなあ〜〜〜〜〜〜〜すげえや!!!!!!!!!!という感じです。

 

あと、この本の著者は崇徳院が書いた五部大乗経は存在しないのでは?と言っていた。

この前読んだ本の著者の竹田氏はあると言っていた。

 

私はあったほうがロマンあるし、そんな院自ら筆を執ってめちゃくちゃ苦労したお経をそれはもうめちゃくちゃにされたらそりゃ怨霊にもなるでしょうと思っているのであると信じたい。

 

個人的には、熊野から補陀落目指す船が出てたということをこの本で知られてめちゃくちゃ嬉しかったんですよね。

遙かなる時空の中で3でヒノエくんという熊野三山の頭領(棟梁?)が「補陀落浄土へ送ってやるよ!」と戦闘中に言っていて、なんのこっちゃ、と思っていたんですがこれで腑に落ちました。

彼、海賊王っぽいし。あ、水軍の長なんだっけ。

 

遙か3とか、平家物語とかで引っかかってたところとかがこういう本を読んで頭の中で繋がって、新たな発見になることが本当に嬉しくて楽しくて、このために生きてるなあという感じすらして、端的に言うと幸せだなあーーーーーと思うわけなんです。

 

あと、神田明神の氏子は成田山新勝寺に参拝してはいけないっていうのも初めて知ったな…世の中には知らないこと沢山アルネ…

 

こんなに知らないこと沢山あると自分が無知でなにか粗相をしていないか不安になってしまうんだけど、知ることは楽しいなーーーーーーーー

 

話を戻して、今日は崇徳院のご命日なんですよね…なんでこのタイミングで崇徳院のことを調べてたのか自分でもわからなかったんだけど…偶然…?

偶然だとしても、崇徳院が、「命日は私のことを考えて!」っていうシグナルを発していて、光栄なことに偶然受け取って崇徳院のこと考えたんだとしたらなんか素敵だな〜と思ってしまった…大変恐れ多いんだけど…

 

私にとっても今日は特別な日で、恨みで生きていた日々をリセットしてカタルシスというか、憑き物が落ちた日というか、なんだろう、正直に素直になれた日なんですよね…1年前の今日は…多分これからもずっと覚えて行く日なんだって思っていたから…だから本当に本当にびっくりしてね…

 

ああ、でもこんなロマンチックに語るべきではないよね崇徳院に失礼だ、いけないいけない、そうご命日だもの

 

私なんかが何をできるわけでもないけど、勝手に崇徳院祈りを捧げようと思う。これも何かの縁…かもしれないのだから。

 

 

崇徳院のこと

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読んだ。

 

まさか華原朋美とごちゃごちゃあった人の本を読むとは思っていなかった。人生何があるかわからないものだなあ。

 

崇徳院のことが知りたくてKindleで読める本を、ということで試しに読んだ。

 

ところどころ日本礼賛というか、ご近所の国をそれとなく皮肉るところがあって気が削がれた。あと、筆者の影というのも垣間見えてなんとなく嫌な気持ちになった。(本の性質上仕方のないところもある)けれど、崇徳院のおおまかなことを知られて良かったと思う。

 

本を読んでいくうちに、怨霊の祟りって本当にあるのかも…と思った。偶然というか…そんな悪いことっておこる???みたいな出来事が多発してるし…

 

そして本の最後の、崇徳院はもう怨霊ではないという話はどこかストンと腑に落ちるところがあった。

だって、崇徳院の望んだことはもう達成できていると思うし、怨霊でいることはただ辛いことだと思う。

 

大変恐れ多いことだし、崇徳院の受けた苦しみを考えたらそれはそれは微々たる苦しみだと思うし、比べるのもおこがましいし、そもそも院に共感するというのも大変失礼なこととは思っているんだけれど、私も人に対する恨みで生きていた時期があって

 

その時は本当に本当に辛かったな…

 

私のような下賤な者で、下賤な恨みごとだし今考えたら本当にマジでくだらないのかもしれないけど、でも苦しかったから

 

崇徳院の苦しみ、悲しみは想像を絶するものだと思う。

 

私は運が良くて恨みを直接晴らせる機会があったから良かったけれど

 

無念だったろう、計り知れないほど…というのはすごくわかる。

 

私は崇徳院に対して同情しているのだろうか?失礼だけど…

なんというか、惹かれてしまうんだよな…なんだろうこの気持ちは…

 

まだまだ崇徳院を追っていきたいなあ、崇徳院は怒るんだろうか?ああ…

 

 

 

 

 

コミティアの美しさ

8月19日、コミティア125に行った。

 

コミティア、なんて美しいイベントだろう。

 

コミケと違って自分のオリジナルで勝負しなくちゃいけない。

 

サークル参加者は締め切りに追われ

自分の時間をひねり出し

一生懸命作った作品がほぼ赤字で、アマチュアや初心者の人なんてひとつも何も売れなかったりする

そんな厳しい現実もあったりするのに

 

すべてはそれが好きだから参加している…

 

なんて素晴らしいのだ…

 

私は締め切りなんて守れる自信がないし、クリエイティブなことは何もできない。

0から1を産むのは大変な労力だと思う。

 

それを私が想像の及ばない努力をして、楽しみ苦しみながら作品を作り出す…

 

本当に素晴らしいなと思う

 

いつかは参加する側になってみたい。こんなことを言っているうちは参加できないんだろうな…

 

クリエイティブな才能、どうやって身につけるんだろ…

 

忘れる

このブログは読んだ本とか感想も書こうかなーと思っていたのにすぐ忘れてしまう。もう。バカバカ(ハート)

 

直近では2冊読んだ。

 

阿佐ヶ谷姉妹の本

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えっ、なんかURLめちゃ長くない…?初心者だからよくわかんないな…

 

君たちはどう生きるか

https://www.amazon.co.jp/%E6%BC%AB%E7%94%BB-%E5%90%9B%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%8B-%E5%90%89%E9%87%8E%E6%BA%90%E4%B8%89%E9%83%8E-ebook/dp/B075QYT6KK/ref=mp_s_a_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&qid=1534436221&sr=8-1&pi=AC_SX236_SY340_QL65&keywords=%E5%90%9B%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%8B

 

感想…両方とも面白かったなーという記憶しかない…

阿佐ヶ谷姉妹、文を書くのがうまい…

そしてほのぼのと楽しく読むことができた。癒し。

 

君たちはどう生きるか、は誰しもが感じたことのある感情をそっくりそのまま文章にしてあって、すごいなーと思った。

私のような感情人間は感情を言葉や文章にするのが本当に難しくて何度も挫折するのだけど、こういう賢い人たちはわかりやすくなおかつこの言葉しか表すことが出来ないんじゃないかというくらい適切な言葉選びをしていてすごいと思う。

あっこれ漫画版なのに文章のことを言ってしまった。めちゃ字が多い漫画なんすよ

内容としては、ああ、私たちはこういう生き方をしなくてはいけないなあ、ごくふつうの、当たり前のことだと思っているのに大人になってしまうと難しくなるんだよね。

この当たり前をこなしていけばゆくゆくは立派な人間になれるんだろう。当たり前の当たり前じゃなさ、難しさを感じた。私はコペルくんになれるのかなあ。なれるといいんだけど。

 

そんな感じ。売れている本というのは理由があるんだね。流行が嫌いなひねくれ者だから正直この本はガン無視していたけど、手にとって良かったと思う。

 

 

SとMの箱

少しだけよいかなあと思っていた男性とラインでやりとりしていたところ、こんなメッセージがきた。

 

「ちなみにどんな男性がタイプですか?俺は優しくてMな女の子が好きです」

 

あぁ…と一気に脱力してしまい、返信する気も起きなくなってしまったが、もうどうにでもなれと思い「ジャルジャルの福徳がタイプです」と答えたところ

 

「そうなんですかー!ちなみに俺仲良くなるとSっぽくなるんだけど大丈夫かな?」

 

と言われ、吐くかと思った。大丈夫なわけあるかよ。

これ以来無視を決め込んでいる。

 

 

問題点。

 

・まず、SとMを軽く使いすぎている

・SとMという言葉を使って男女関係における上位と下位を決定づけようとしている

・私を優しくてMだという箱に押し込めようとしている

・あまり会ったこともない異性に下ネタを話している

 

こうして考えてみるとマジ言語道断じゃん…

 

SとMという言葉だが、どんどんポップになりつつあるが、サディズムマゾヒズムであり本当にそんな性癖がない限りは使うべきではないのでは?と思っている。

 

そして何より気持ちが悪いのは私を優しくてMだと決めつけ、自分がSだと意思表示してこれからの関係の位置付けをはかろうとしてきたことだ。

 

私は彼が年上だったから、敬意を払った言葉遣いをしてきた。

それをどう勘違いしたのか知らないが上記のようなことを言ってきたのである。

 

なんというか、なんともいえない嫌悪感が襲ってくるのだ

 

私、という人間は優しくて言いなりになりそうなそんな人間に思われているのかと悔しくなるのだ

 

中学生の時、路上で痴漢に遭った。

私は地味でスカートも長くて真面目な優等生タイプだった。だから、目をつけられた。

 

男女交際もよくわからないような純粋な時、無理矢理押し倒された。痛い、怖いと言っても離してくれなかった。

 

中学生の頃は幼くてただ恐怖で逃げることしかできなかったけれど、

押し倒された時は本当に腹が立って、激怒した後相手の職場に電話をかけて謝罪させたし別に私はか弱い女ではないのだ。

 

そういう風に自分を見せているのがいけないのか?ただ私がしたいように生きているだけなのに?そういうふうに見えてしまうの?と思ってしまう。

 

話が逸れてしまうな…

言いたいことがたくさんある

 

本人も気がつかないうちに異性に言うことを聞かせよう、言いなりにさせようとする人が結構な数いる…と思っていて

私はそんな人達の言いなりには絶対になりたくない。

本当はフェミみたいなことを言いたくない。じゃあ言わせないでくれよ、と思う。

 

どうか、人を自分の枠組みの箱に押し込めようとしないで欲しい。私も極力気をつけていきたい。