謹訳平家物語読み終わり記念ブログ

妹の金であん肝を食いました

日記

9月25日(金)

・午前半休を取って銀行に学費の振り込みをしにいった。これでもう逃げ場がない。自分に投資をしたんだなーと通帳を見て思う。漠然と怖くなる。

 

・私の仕事のミスがわかり、職場の人から若干冷たい態度を取られて肝が今も冷えている。異動してくる前から関わってくることなので私だけのせいではないのだが…と思うが全て言い訳になるので何も言うまい。とここで書いてしまう私という人間の浅ましさよ。

 

・以前いた部署で関わっていた営業さんに「お、もしかして復帰ですかー?」と声をかけられる。前の部署で使うユニフォームを持っていたからである。「実はちょくちょく来てるんですよー」と答えたが、胸が痛くなった。私はこの会社をあと数ヶ月したら辞めるんですよ…とは言えなかった。言っても良かったのかもしれないが、上司が近くにいたのでなんとなく言うのをやめてしまった。

 

・夜、妹が泊まりに来た。メンタルがやられているので正直とても助かったがご飯を食べている間も仕事のミスというか職場の人の態度を思い出してあまり楽しめなかった。ご飯はとてもおいしかった。帰り道に「ダメだ、仕事のことがフラッシュバックしてる」と妹に言ったら「なんか元気ないなと思ってたよ」と言われた。私は他人に興味があまりなくて、人の様子が全然わからなくて本当に嫌だなと思っているから、妹はすごいなと思う。妹が本当に羨ましい。ちゃんと人のことを見たい。せめて、大切な人たちだけでも。

 

9月26日(土)

・動物園に行こう、ということになりお昼ご飯を食べてから動物園に向かう。まだ仕事のことが頭に浮かびグロッキーな気持ちだがおぼんでごはんのひじきご飯をしっかりおかわりした。妹もおかわりしていた。

 

・動物園にいる間もずーっと、「仕事したくねえ、早くプーになりてえ」と妹に愚痴っている面倒な女になっていた。妹は優しいので私もプーになりてえよ、と言っていた。動物園にはチーターが新たな仲間入りとして大々的に宣伝をしていた。チーターは足が太く長く、胴も長く、顔は小さかった。顔つきは怖かった。直前にハイエナを見たが、ハイエナは体つきの割に顔がでかく、案外キュートな顔つきをしていた。ハイエナのほうが好きだな、と思う。

 

・動物園の帰りにゴンチャに行く。ブームの真っ只中にはなかなか行く気になれなかったが、行列もだいぶ落ち着いたので初めて寄った。妹に「注文する時、上下に揺れてたよ」と言われてめちゃくちゃ死にたくなる。ハイパーキショ女じゃんよと発狂した。「どう思った?」と聞いたら「どうしたのかな、と思った」「緊張をそれで紛らわせてるんだね」と言われた。それはやっぱりハイパーキショ女ということだろ、とまた発狂した。ゴンチャはうまかった。

 

・妹を駅まで送る。嫌なことはずーっと長引くタイプでやっぱりまだグロッキーな気分なので「やだよ、1人にしないでよ」と妹に言ってしまう。「大丈夫、来週まで生き抜けばいいことあるよ」と言われる。来週はフレンチのコースを予約しているのだった。少し気分が晴れる。妹の姿が見えなくなるまで見送った。妹とずっと親友でいたいよと思って背中を見ながら少し泣いた。

 

・買い物に行く。職場の人の機嫌が少しでもなおればいいなあと思って配る用のムースポッキーを買った。夕飯はキムチ鍋にした。

 

キングオブコントを見る。私は何年か前からジャルジャルが好きなのだが、ついに彼らがトロフィーを手にした。福徳が泣いていた。2017年のM-1グランプリ決勝で流していた悔し涙を思い出して、本当に本当によく頑張ってきたんだよな、としみじみ思う。ジャルジャルの夢が叶った瞬間をリアルタイムで観られたということは、貴重で素晴らしいことを体験させてもらってるんだなと思う。めでたい。ただただめでたい。胸がいっぱいになった。

グロッキーな気分も消し飛べばいいのにな、と思ったが、後からじわじわと心が侵食されてきている。人生ってそんなに甘くない。大丈夫、大丈夫と言い聞かせている。きっと大丈夫に違いないんだよな、とジャルジャルを見て思う。頑張ろう。